油絵制作

 午後6時まえ、曇天。本日の最高気温30度ほど。今は、いくぶん過ごしやすい。もう、そろそろ晩夏と言って、猛暑の日々を終りにしたい。毎年、年々、夏の暑さが、軀にこたえている。

 コロナ禍で、私よりも、年齢の若い人たちが亡くなってゆく情報に接するたびに、もう、ぜんぜん他人事ではないと実感している。今は、新型コロナによる世界規模での大戦争である。実際、戦争のときのように、世界中で、たくさんの人々が亡くなっている。日本にも、だんだんコロナ禍の戦火がひろがって、収拾がつかなくなっている。

 もうすこしで、死んでしまうかもしれないと云う、ハリウッドのパニック映画のように、今まで、あまり考えたことがない状況に追い込まれている。

 もし、もうすこしで死ぬのなら、私は、なにをしていたいか、である。私の場合は、やはり油絵を描く、と云うことに戻ってきた。これが、結局本心であった。なにか、しっかりした油絵が描きたいが、急な展開なので、今のところ、猫の絵柄の油絵しか描けない。もうすこし時間があれば、ちがう種類の油絵も描けたかもしれないが、残念である。・・・コロナ禍をかい潜り、生き残っていれば、もっと絵が描けるので、生き残りたいと思っている。

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 上掲の画像は、F10号キャンバスの油絵である。この絵は2014年に描いていたものを2021年の夏、加筆して完成させた。完成と書いたが、一見、未完成のようにも見える。併し、これで完成であるとしたい。今の画境は、消えゆく実態、はかなさ、であろうか。おぼろげな画像が好みである。