ほんとうに危機なのか?

 午後9時まえ、曇天。ときおり雨降り。気温7~18度。2月の陽気とは思えない暖かさである。杉花粉が飛散しているそうで、終日ゴホゴホと咳が出る。暖かいが、やはり、鬱陶しい季節である。

 連日、新型肺炎の報道がテレビ、ネットのニュースで流れているが、外出して、道を歩くと、歩行者からは緊迫した様子は伝わってこない。スーパーマーケットに行っても、マスクをしている人は半分ぐらい居るかどうか、といったところで、緊張感はない。パンや揚げ物などの食品もパック詰めもされず、いつも通り裸のまま売られている。

 テレビのニュースでも、沖縄のプロ野球のようすが映っていたが、観客はのんびりとして新型肺炎が差し迫っている感じは持っていないようだ。新幹線でも、3連休ということで、出足はよく、満員電車のようで、楽観しているのか、諦観しているのか読み取れない。人々の本音は判らないが、日本人はいざというとき、肚がすわるようだ。・・・または、消極的に諦めているのか。いずれにしても、結果は出る。ふつうに考えると良い結果は出ないはずである。ウイルスの毒性が感染を繰り返すことで弱くなっていけば、また話はちがうが。それを期待する。

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▲ヘドンのスーパーソニック(箱つき)

 気持ちが暗くなるニュースばかりなので、気晴らしにルアー(疑似餌)を買った。私は、ルアーといえば、このヘドン製のスーパー・ソニックばかり買っているが、これは14歳のときに、当時1000円という高価格で、結局ひとつも買うことができなかったことから来ていた。口惜しかった思いが、いまだに抜けていないらしい。余程執念深いが、この執念深さが表現活動のほうに転じると、35年やっていても、まだ始めたばかりと云う気がしている。