大型木版画・第1刷

 午後4時まえ、曇天、気温16度。日中は、やや暖かい感じである。しかし、朝晩はめっきり冷え込んでいる。

 大型木版画は、おとといから刷り作業に入っていた。そして、今日の午後3時半ごろ刷り終わった。3日間で、中一日は休息日として2日間で、計7時間も刷っていた。一枚刷るのにこれだけ掛る。自慢ではないが、吾ながらあきれるほどの遅筆、否、遅刷である。伝統版画の刷りだと絵具を版にたらして、ブラシで絵具をひろげて、刷る。だいたい刷りの全作業は10秒たらずだろう。私は7時間も掛ってしまう。小さな刷毛でインクを版につけてバレンで手摺りするのであるが、私の場合は、モノタイプ版画のように木版の上に濃淡をつけて描くように刷るので時間が掛る。

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 刷り上がった版画に手彩色を施してゆく予定である。