大型木版画彫版②

 午後5時すぎ、曇天。気温15度。寒い、と感じる。秋の気配を通り越して、冬の感じがある。

 新しい木版画の彫版作業は順調に進んでいる。しかし、この大きい版を刷るのが難儀である。一度に刷らないとならないが、3時間、4時間は刷るのに掛りそうで、これだけの長時間だと腰が持つかどうか、不安である。刷りの作業は腰に負担が掛り、ほとんど中腰の状態が続くので、重労働は農作業に匹敵すると思われる。一見地味で、簡単なように見える版画摺りであるが、実はたいへんなのである。

f:id:gorogure:20191121171714j:plain

 画像では、もう少しで彫り作業も終わるように見えるが、案外、版が大きくて、あと二日、三日は掛る。