照る日もあれば、曇る日もある。

 午後4時、曇天。気温22度(まであった)。今日は睡眠不足でふらふらしている。しかし、やるべきことは、やらねばならぬ。

 先日、驚天動地の事態になり、たいへん狼狽えた。青天の霹靂、まさにそんな感じの超常現象に晒された気分であった。今は平常心を取り戻しつつあるが、見えている世界が昨日と今日ではちがう。おなじものを見ているが、ちがって感じる。世界に薄い膜が張られているようだ。

 また、先日、驚天動地の事態になり、たいへん恐縮した。これも青天の霹靂。青空なのに雷が鳴っている不思議を感じた。神仏の加護を感じないわけにはいかない。私の猫の版画が海を渡り、展覧会に参加できるという。非力で、果報は寝て待つ式しか手のない私たちでも、良い結果が出てきて、嬉しい。ひたすら、嬉しい。嬉しすぎて涙が出てくる。良い仕事をすれば、誰かが、何処かで、見ていてくれる。今でなくとも、10年後、20年後、または100年後であっても良い結果が出る。このことは作家冥利につきる。自分の肉体は滅んでも、作品が残り続けるかぎりは私も残り続ける気がする。