続・釣具三昧

 午後4時まえ、雨天。気温摂氏22度。大雨になっている。併し、時折雨は止み、そして、また戟しく降っている。

 齢54にして、老残の思い。併し、まだまだこれからの話であろう。まだ入口にすぎないのだろうと思う。余生と感じて、どのくらいの時が経ったろうか。まだ自分が自分でいられるうちはましと云うことかもしれない。世間で捻じ曲げられてゆく自分と、呆けて自分でなくなる自分とでは、どちらがより辛いのだろうか。

 そんなことよりも今を楽しまなくては損をする。いま手許にあるちいさな喜びを手で集めてゆく。

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 上掲の画像は、ルドン製のルアー(スーパーソニック)である。すべて同形のルアーであるが彩色がちがい、見ているだけで楽しい。本来は釣り道具の疑似餌であるので水中に没して魚を騙すのに使うべきだが、安くない入手価格なので水没させるのは忍びない。たぶん、これらの高額なコレクション品は本来の実釣をはなれて鑑賞されるものなのかもしれない。実際、ルアーのなかには、ひとつで5万円以上するものもあり、それを釣竿をつかって水中に没するなど正気の話ではないだろう。もっとも、私のところには、そのような高額なルアーはないが、ルアーを水中に投げ込むまえに、ルアーに大金を投じることも正気の沙汰とは思えず、できないでいる。