うらたじゅんさんの蕎麦猪口

 午後5時すぎ、曇天。気温摂氏5度ぐらい。買物で外に出ると、まるで冷蔵庫のなかのようで震えあがっている。

 アイパッドで検索していると、画面が意図しない画面に変り、訝しく思っていると、画面中央に「うらたじゅん」さんの名前があった。最近お逢いしていないので、懐かしいような気持ちで、名前のリンクをクリックしてみると、なんと訃報であった。2019年2月7日、逝去。64歳とあった。いったい、何のことか瞬時に理解できずに、しばらくすると悲しい気持ちが湧きあがってきた。

 うらたじゅんさんには、私はお世話になったと云う気持ちがつよい。あまり理解されない私の仕事を理解して、グループ展覧会へ参加を促してくださった。そして、うらたさんは永年闘病されていて、その生き方、仕事ぶりなど学ぶところが多いと感じていた。

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 上掲の画像のなかの磁器の蕎麦猪口は、うらたじゅんさんが絵付けをされたものである。随分以前にうらたじゅんさんの展覧会場で見つけ、購入したもので、いつでも私の本棚にあり、ときおり眺めては、うらたさんの仕事に思いを馳せていた。今は、ただ、うらたさんのご冥福を祈るばかりである。