「羅生門」制作続行

 午後2時すぎ、曇天。室内気温摂氏20度前後。先日、寒い日に炬燵を用意した。蒲団には電気毛布も入れてある。完全に冬支度が済んでいるが冬と云うには早すぎる。
 木版漫画「羅生門」の制作は、あらゆる困難を排して順調である。また以前のように、ただ単に木版漫画づくりの楽しい感覚を取り戻しつつある。もともと金勘定や成功への願望なしに木版画、木版漫画はつくられていたので、その最初の気持ちが帰って来た塩梅だ。

▲最初の1ページである。彫版も8割がたできた。これに雨降りの版を2版重ねて印刷する予定である。